2023年春分+牡羊座新月のホシシルベ＊心と暮らしに目を向ける
今日3月21日は春分の日。
春分の日は、占星術でいうと「太陽が牡羊座に入ったよ！」という日です。
牡羊座は12星座の始まりの星座。
つまり、今日は占星術的には新しいサイクルが始まる日です。
そして、今日太陽が牡羊座に入った瞬間のチャート（図）を「春分図」といい、この図には来年の春分までの１年間のエネルギーや空気感が記されているといわれています。
下記の記事ではもう少し詳しくこのメカニズムを紹介しているのでご興味ある方は是非＾＾
(記事前半の【春分の日とか秋分の日ってそもそも何？】というところをお読みください＊)
さらに22日未明には新月も起こります。
スタートのエネルギーが二重に強調されています…！
せっかくなので、春分図と合わせて新月の星よみもお届けできればと思います＾＾
それではまず春分図から、見ていきたいと思います。
内容だけ知りたいよ！という方は下記もくじの【春分のメッセージ】というところをポチっとしてくださいね◎
春分の星よみ
春分図
星よみメモ
・天体分布
活：水星、太陽、木星、冥王星
不：金星、天王星、
柔：月、火星、土星、海王星
→活４：不２：柔４
火：水星、太陽、木星
地：金星、天王星、冥王星
風：火星、
水：月、土星、海王星
→火３：地３：風１：水３
・目立つアスペクト
＊火星と海王星のスクエア
＊月と天王星のセクスタイル
＊アウトオブサインだが太陽と冥王星のセクスタイル
＊アセンダントにカイロン・木星が合
春分図のエネルギー
全ての天体が東側にある、というのがパッと見た時にとても印象的です。
その中でもほとんどの天体が12ハウスと1ハウスに集中しています。
１ハウスは「自分自身」を表す場所であり、12ハウスは「無意識」を表す場所です。
太陽・月は共に12ハウスにあります。
さらに、アセンダントという、チャートを読むうえで重要なポイントに「拡大・幸運」を表す木星と「傷・トラウマと癒し」を表すカイロンが重なっています。
この二つの星が合わさると「高い精神性を持つ指導者」というようなイメージが現れてきます。
木星は射手座の守護星であり、射手座の象徴はケンタウロスのケイローン。
また、カイロンもその名の通り、ケイローンと縁の深い小惑星です。
ケイローンはギリシャ神話に出てくる半人半馬（ケンタウロス）の賢者です。
ケイローンはアポロンから音楽・医学・予言を、アルテミスから狩猟を教わり、薬草を育てながら病人を助けて暮らしていました。ヘラクレスやアキレウスといった英雄たちの教師であったことも有名です。
ある時ケイローンの膝に、自分の教え子であるヘラクレスの放った毒矢が誤って刺さってしまいます。
ケイローンは苦しみますが、半分神の血が混じっているため死ぬことも出来ません。
あまりの苦痛に、ケイローンは自分の不死を巨人プロメテウスへと譲り、死を選びます。
そして偶然か必然か、春分図の月のサビアンシンボルは「弟子を指導する巨匠」。
この度数は、何かを教える時に言葉だけでは伝えきれないことを知っており、考えさせたり体験させたりして理解を促すという手法を取る、優れた指導力を持つ度数です。（松村潔「サビアン占星術」を参考）
ケイローンのエネルギーがこのチャート全体に流れているように私には感じられます。
聡明さと賢明さ、そして指導力のある星の配置です。
また、チャートルーラーである火星は双子座の３ハウスに入っています。
自分自身がこれまでに蓄えてきた経験や知識を、誰かに伝えていく場面があるかもしれません。
反対に、誰かからそれらを伝授される場面があるかもしれません。
どちらにせよ、ここから来年の春分の日までは、「ケイローン的」な役割を自分が担ったり、そのような人から影響を受けたり、といった場面がありそうです。
春分図のメッセージ
今回の春分図は、聡明さと穏やかさ、内省的なエネルギーをもつ配置です。
もちろん外に向かってどんどん活躍していく人もたくさんいると思いますが、この１年は、たとえ表面的には外側にアプローチしているように見えても、同時に自分自身の内側、心や精神、思想に意識が向いていきます。
信念や思想が基にあって、そこから行動をしていく、というのがこの１年のエネルギーに沿ったやり方です。
これから活動を開始する人は「私は自分という存在を通して何を伝えたいのか、何を大切にしていきたいのか」という精神的な部分を一度見直してみるといいかもしれません。
そうすることで、軸がぶれずにさまざまな決断や選択をしていくことができそうです。
今夜の新月図もチラ見してみよう！
新月図
新月のメッセージ
牡羊座の０度、という始まりの中でも始まりの場所で起こる新月なので、スタートのエネルギーがとても強く、今夜～明日あたりから「よし！ここからいよいよ始まるぞ！」という感覚が強くなっていきそうです。
また、24日には冥王星が水瓶座に移動するため、24日前後もとても大きな切り替わりのタイミングになります。
この一週間はどこかいつも通りではない、「浮足立った」感覚があるかもしれません。
今回の新月の配置は、ほとんどの天体が北半球にあるため、ここから満月までの２週間は、プライベートや自分の時間を大切にしたくなる感覚も出て来そうです。
自分自身の心地よさや、今既に受け取っている豊かさにフォーカスしていける時期です。
家庭環境や、生活空間に変化があるかもしれませんし、より心地よく暮らすために工夫していくのにも丁度よく、暮らしに目を向けることで、上記の「浮足立った」感覚を少し落ち着けることができそうです。
大きな星の切り替わりのタイミングは、大波と似ていると私は思っています。
だからこそ、この時期に起きてくることは、抗わずに受け入れていくこと、流れに沿っていくことが、この大きな波をスムーズに超えていく秘訣ではないかな～と今は感じています。
身体と心、そして暮らしのメンテナンスをするのにちょうどよい時期です。
暖かくなってまいりましたが、まだまだ寒暖差の激しい季節。
休息もしっかり取りつつ、新たな１年を軽やかに進んでいってくださいね♪
まい＊
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