2024 春分のホシシルベ＊価値観が変容する時
2024年の春分の日は3月20日です。
春分の日は、太陽が牡羊座に入る日のこと。
太陽は１２星座を１年かけて一周します。
牡羊座は１２星座の１番最初の星座であり、その牡羊座に太陽が入ったという事は１年の新しいサイクルが始まったということ。
そんな春分の日ですが、占星術では、太陽が牡羊座に入った瞬間のチャート「春分図」を読むことで、ここから１年の雰囲気が分かると言われています。
以下の記事にもう少し詳しくこのメカニズムを紹介しているのでご興味ある方は是非～！
(記事前半の【春分の日とか秋分の日ってそもそも何？】というところをお読みください＊)
それでは早速春分図を読んでいきたいと思います。
内容だけ知りたいよ！という方は以下もくじの【春分のメッセージ】というところをポチっとしてくださいね◎
春分図
星よみメモ
・天体分布
活：水星、太陽
不：月、火星、木星、天王星、冥王星
柔：金星、土星、海王星
→活２：不５：柔３
火：月、水星、太陽
地：木星、天王星
風：火星、冥王星
水：金星、土星、海王星
→火３：地２：風２：水３
・目立つアスペクト
＊冥王星 - 月 オポジション 太陽が調停
＊金星 – 土星 合
⇒火星、水星ノーアスペクト
⇒合はあるがほぼアスペクトがない
⇒天体がほぼ南側にある
⇒太陽が天頂にある（サイン違いで海王星と合）
春分図のエネルギー
今回の春分図は、月以外のすべての天体が南（上）側にあります。
南側に天体が多いと社会に向けて力を発揮していく傾向が強まります。
さらに、MCに太陽が合です。またこの太陽はサイン違いで海王星とも合になっています。
理想のビジョンを社会の中で達成していきたいという気持ちが強まります。
そして、そんな太陽・海王星にアスペクトを取っているのは、チャートルーラーでもある１ハウスの獅子座の月と、７ハウスにある水瓶座の冥王星。
冥王星は徹底的、変容、極限を表すマグマのような天体。
そして月は心や感情、素の自分を表す天体です。
月と冥王星は、持っているエネルギーのサイズ感が10天体の中で一番かけ離れているコンビネーションです。
自身の感情や心の部分に対して、他者や環境から大きな変容を促されるかもしれるような場面がありそうです。
自分自身のプライベートな心の部分や自分自身のアイデンティティに対して、自分以外のもの（他者や環境）がもつ影響力がものすごく大きくなるのがこの１年なのではないかと思います。
冥王星のエネルギーを受けて変化・変容し、自分自身の理想や目標、打ち出していきたいものをそこに見つけていく、というようなイメージをこのチャートから感じます。
また、それ以外の天体が、コンジャンクション（合）はあったとしても、それ以外のアスペクトがないことも、今回の春分図の大きな特徴です。
なんだかこの月・太陽／海王星・冥王星のコンビだけが目立っていて、あとはそれを静かに見守っているような…不思議な空気感を感じます。
さらに火星と水星は、他の天体とアスペクトを取っていない「ノーアスペクト」の状態です。
火星の司る怒りや意欲、水星が司る知性や言葉が、制御しにくい感覚が出てくるかもしれません。
冥王星が強く効いている星回りでもあることから、衝動的な行動や言動には注意が必要です。
春分図のメッセージ
ここからの１年は、周りの環境や誰かの一言、出逢う人など、自分以外の他者からもたらされる影響がとても強く効いてくる年になりそうです。
それは、それらの影響によって自分の価値観やアイデンティティ、生き方や感じ方などが一度壊され、新しく再生されるというような体験かもしれません。
これはなかなかに強烈な体験で、この渦中にいる時には不安や恐れも出てくるかもしれません。ですが、この時に不安や怒りの衝動に任せてしまうのは得策ではありません。
一歩引いて、冷静に考える時間を持つようにすることが、この強い星回りの中ではとても大切です。
自分は何をどう感じているのか。
何に不安を抱いているのか。
私が本当に望んでいることはなんなのか…。
一度それらを自分の心に問いかけてみることで、この強烈な影響を少し鎮めることができるかもしれません。
この混乱や体験に真正面から向き合うことが出来ると、この１年は大きな意味のある転機となるのではないかなあ、などと思います。
ここからの１年が、皆様にとって素敵な１年となりますように♪
まい＊
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