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占い嫌いだった私が、なぜ占星術の世界に魅了されたのか?

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太陽・月、共に射手座♐ 幼少期より、家でも舞台でも歌を歌い続ける、しあわせな毎日を過ごす。 しかし2013年以降、順風満帆だった人生に急に荒波が押し寄せてくる。 そんな日々の中でもがき、悩み、出会いと気付きを繰り返し、「幸せに生きるための法則」を見つける。 さらに、ひょんなことから西洋占星術に出逢い、星の世界の扉を開く。 オペラを歌いながら、日々生き方を研究中*
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まいです*

あなたは占いを受けたことはありますか?
それとも占いなんて・・・と思いますか?

私は、今、西洋占星術を使ってセッションをする、まあ、めっちゃくちゃ大雑把に言うと‟占い師”の部類に入る人間です。
ですが、実は占いを受けるのは超~ニガテです。笑

そんな私がどうやって占星術と出逢ったのか。
そして今、占いに対してどんな風に考えているのか、について書いてみたいと思います。
(ちょっと私の軌跡、みたいな記事になってしまってますが...!)

占いを全く信じていなかったわたし

もともと私は、占いを全く信じていませんでした。
大学時代に友達が「昨日占いに行って来て、こう言われた~♪」というような話をしていても、「ふぅ~ん。」としか思わず、特に連れて行ってほしいとも思わない人間でした。

だって朝の12星座占いで、
今日はリーダーシップが発揮できる日☆
とか言われたとしても、世の中の12人に1人がリーダーシップを発揮したら衝突して大変なことになるし、

躓きやすい日。足元にご注意を!
とかで、街に出たらその辺で人がたくさん転んでても困るし。

そんな考え方だったので、テレビの占いは斜めに見て流していました。

いつも怖がっている、そんな子どもだった

今でこそ明るく楽観的に見られる私ですが、子どもの頃は、どうしようもない怖がりでした。

幼い頃に体験した阪神淡路大震災の記憶が小学生になっても抜けず、常に不安と共に過ごしていました。
平和学習に大泣きし、その時間中恐ろしさに震えて泣いていたり。
下校時は誰も付いてこないか見回しながら歩き、飛行機の音が聞こえたら、走って家に逃げ帰ったり。
母が出かける時には、これが最後の別れかもしれない、といつも姿が見えなくなるまで見送ったり。笑

とにかく怖い事・恐ろしい事に触れることが苦痛で、一人で暗い二階の部屋にも上がれず、眠ることもできず。

毎日のように母を困らせまくっていました。

子どもの頃は何が起きているかわからず、自分が何におびえているのかもわからず、とにかく必死で生きていました。
子どもらしくない子どもだったな、と今振り返ると思います。

そんな私を母は、知り合いの筋反射テストでストレスをとるセッションをされている方のところへいつも連れて行ってくれていました。

それは、心理学や人間科学の分野をベースに体系立てられたアメリカ生まれのセッションで、その中には東洋の経絡やフラワーエッセンスなど、さまざまな要素が盛り込まれていました。

東洋・西洋のさまざまな、幸せに生きるための智慧が詰まったセッションは、幼かった私の目にとても魅力的に映りました。
よくわかっていないまま、母が持っているテキストを、読ませてもらったりもしていました。

“人を幸せの方へ導いていく”その人は、私にとって眩しい存在でした。

そのうちに、“人を幸せにすること”が、私の中で大きな夢になっていきました。

歌で生きることを追い求めて味わった想い

私は物心ついたころからずっと歌を歌ってきました。
どれだけ怖がりでも、人前で歌うことは不思議と平気でした。
むしろ、多くの人の前で歌えば歌うほど、楽しくて幸せな気持ちになるのです。

そんな私は、クラシック音楽の道を行くことに決め、高校も大学も音楽漬けで過ごしました。
高校で声帯を潰しても、どれだけ悔しい思いをしても、歌を諦めようなんて思ったことは一度もありませんでした。

“歌を通して人を幸せにすること”

いつからか、それが夢になっていきました。
そして、大学卒業後はお世話になっていた先生を頼りに上京したのです。

二度の破門。
歌う場所も伝手もなく。
カフェでバイトする毎日。

私はこんなことをするために生まれてきたわけじゃない。

という思いと、うまくいかない現実に自分の実力を疑い始める日々。

自分に自信が持てなくなり、あんなに大好きだった歌を歌う事すら苦しくて。
どこで間違えたんだろう、と自分を呪い、自分が自分であることに嫌気がさしていました。

「人生辞めたい」が口癖だったし、怒りにまかせて部屋をぐちゃぐちゃにしたこともある。

胸が張り裂けそうで苦しくて。
いっそ張り裂けてくれたら、楽になれるかもしれない。

不安と焦りと苛立ちと。
朝が来なければいいのに、と何度も願いました。

周りは真っ当に仕事をし、結婚していくなか、なぜ私はこんなにも怒りと涙でグチャグチャになりながら、一人暗闇の中にうずくまっているんだろう。

当時はずっとそう思っていました。

やりたいことをやらせてもらえる。
周りの人はみんな応援してくれる。
私の歌を好きだと言ってくれる人がたくさんいる。

なんて幸せな境遇にあったのだろうと今なら思えますが、当時は苦しくて苦しくて仕方がなかった。

自分が何を追い求めているのかもわからず、ただただ苦しくて。
正解が欲しくて。幸せが欲しくて。
あんなに好きだった歌が、音楽が、自分を苦しめる怪物のように思えてきて。
そんな風に思う自分が悲しくて。でも音楽が憎くてしようがなくて。

私は自己憐憫と自己嫌悪、自己否定の沼にはまり込んでいったのです。

生きる意味を探す日々

「私は歌うために生まれてきた」

子どもの頃からそう言い切っていた私だったので、音楽に触れることが苦痛になるにつれて、自分という存在がどんどん不確かなもの、に変わっていきました。

「歌うため、じゃないのなら私はなぜここにいるのだろう?なぜ生まれてきたのだろう?」

何度そう自分に問いかけたかわかりません。
でもその答えを知りたくて、様々な本を開きました。

私が読むのは決まって“心”に関する本でした。
幸せに生きるための○○個のヒント、みたいなハウツー本からはじまり、日本の本・翻訳物の本、いろいろな本を読みました。

読んでは日常生活の中で試し。
試しては打ち砕かれ、また絶望する。

こんな毎日の繰り返しでした。

それでもめげずに様々な本を手に取り、読みました。
もちろんその中には今でも私の支えとなってくれている思想の本もありますが、それだけではどうしても沼から抜け出せなかったのです。

そんな時、手に取った本。
その本には「星を知って自分の魂の設定を知る」と書かれてありました。

私が生まれてきた意味がここに書かれているかもしれない、と私はその本を開きました。

それが私と占星術との出会いでした。

その本の中に流れていた空気は、私の思っていた占いとは全く違いました。

自分の星を知って、自分で星を使って生きる。

占星術、という占いの知識を、自分主体で使っていく姿勢だったのです。

ただ正直に言うと、私自身の星の説明を読んだ時は、なんとな~くピンと来たような来なかったような、「ふぅ~ん」という感じでした。
が、話のネタになるのではないか、と、なぜか買って帰ったのです。

自分の星を知ることのパワフルさ

基本的に私の見つけた知識は、妹にシェアされます。
私と同じように、いや、私以上に生きづらさを抱えていた妹。

そんな妹の星を一緒に見てみると、妹は自分の持っている性質を押し殺して生きていることがわかりました。

「私にこんな要素ある・・・!?」と妹自身驚くような星廻り。

二人でじっくりいろんな話をしながら読み解いていくと「本当は私、そう生きたいんだった」「この要素、自分の中で否定して排除しようとしてた」ということを、どんどん思い出していったのです。

そして、星を見た日を境に、人が変わったのかと思うほど、これまでの苦しみから解放されていく妹を目の当たりにしました。

小学生の頃から大人になった今も、たくさん聞いてきた妹の悩み。
もちろん、知るだけで解決するわけではありません。
これまでの思考癖によって躓き、それをまた一緒に考え直したり、妹が一人で思考を修正したり。

そうしていくうちに、生きていく中で無理をして、押し込めてしまった彼女の輝きが、どんどん蘇っていきました。

そんな妹の変化を隣で見た私は、星を知ることのパワフルさを思い知らされたのです・・・。

自分の星が教えてくれたこと

生きやすくなっていった妹とは反対に、まだ自分らしさも何もかもが見つかっていない私。
それでもめげずに星の情報に触れ続け、ついに、自分の星を知るためのセミナーに参加しました。

私は、音楽に向き合うことに疲れ果てていたので、星を知ることでもっと他に自分らしく生きるための道を見つけられるんじゃないか、そう思っていました。

じっくり自分のホロスコープに向き合う時間。
人とお互いのホロスコープを見せ合い、シェアし合う時間。

その中で気づいたことは、

私にとって音楽に触れていることはすごく大切なことなのだ、ということ。
それから、子どもの頃から興味を持っていた、“心のこと”を考えることも好きなのだ、ということ。

それに気づいてからも、しばらく時間はかかりましたが、自分と音楽は切っても切れないものなのだということを受け入れることができました。
音楽を仕事にする・しないの問題ではなく、音楽に触れる・歌を歌うということそれ自体が私にとって大事だったのです。

子どもの頃から言っていた「私は歌うために生まれてきた」という言葉の意味は、それ以上でも以下でもなく、ただ‟歌うため”だったのです。

肉体を持ち、自分の中から声を響かせるため。
メロディを紡ぐため。

そんな単純で純粋なことに気づいてやっと、生きた心地がするようになったのです。

人の星をよむうちに気づいた、占星術の役割

そうこうするうちに、「星をよんでほしい」という人が周りに現れ始めました。

初めはただ軽い気持ちで、でも、みんながラクに生きられるようになったらいいな、という願いを込めて星をよませていただいていました。

初めて会う人に、3時間、時には7,8時間かけて、これまでの人生を聞かせていただく体験。

嬉しそうな笑顔、目に涙をためる姿。
星の言葉を伝えて、様々な表情を見させてもらって。

セッションの間は、私がもともと持っていた占いのイメージとは程遠い、明るい木漏れ日のような時間が流れます。

そんな時間を重ねるにつれて、‟占星術を知ることは、自分らしく生きるためのヒントを得ることだ。”と思うようになりました。

自分の星を知ったり、いまの自分の星廻りを知ることで、

自分に向いていることは何か、を知り、
今の苦しさがいつまでも続くわけではないこと、に気づき
どうやったら自分の星をうまく使っていけるのか、を考えるきっかけが得られます。

クリエイティブに星を使っていくことで、どんどん人生が明るく輝き始めます。

「占いなんて、と毛嫌いしていたけれど、占いの智慧ってすごいものなんだな」

と気づき、自分でも、占い、という言葉を使い始めました。

占いってなんなんだろう?

私自身、上に書いてきたような経緯で占星術の世界に触れたので、人から占いを受けたことがなかったのですが、たまたま、本当に偶然、占いをみてもらう機会を得ました。

その方は、基本が東洋の占術(だと思う…)で、その他様々な占いのいいとこどりをしている、という方でした。

その方から最初に言われたのは、
「今いい人がいないんだったら、○月○日までに婚活パーティーに行っておいで。」
という言葉でした。

唖然としている私に、その方は重ねてこう言いました。
「それ以降○年以内に出逢った人とは結婚してはいけない」

「好きになっても、ですか?」
と尋ねると、
「そう、好きなっても。」

平然と返される言葉に、私は大きなショックを受けました。

なぜ?見知らぬ人に私の結婚相手との出逢う時期を決められなければいけないのか?

ここから数年の間に出逢った人が、私にとってどれだけ大切な人になるかもわからないのに、占いの結果だけ見て、次々と制限をかけるかのような言葉を放つその人を、私は信じられない思いで見つめました。

私にとって、人生の可能性を拓くためのものであったはずの占いが、その人の口からは、可能性を狭める苦しいものであるかのように聞こえてきたのです。

もちろん悪い事ばかりを言われたわけじゃなくて、良い事もたくさん言われました。

でも、私の心の中に残ったのは、「占いって…一体なんなのだろう?」という苦い思いでした。

言葉やイメージに囚われないことの大切さ

それ以来、私の心にずっと渦巻いていた、占いに対するモヤモヤした想い。

自身も占いの言葉を借りて、それを人に伝えているのにもかかわらず、占いが苦手な自分。
でも、「占いなんて、話半分に聞いてたらいいよ」という言葉にも、なんだかなぁ…と思う自分。

悩んで考えて見つけた、私の占いに対するスタンスは、占い(占星術)の知恵は、幸せに生きていくためのツールとして使うということ。
世間に流されずに自分らしく、楽しく幸せに生きていくために、確実に、占い(占星術)の知恵は役に立ちます。

音楽が、奏でる人によって、全く違う響きになるように。
占いも、その言葉を紡ぐ人によって、全く違うものになる。

だから私は、占いは~とか、占いだから~と一括りにしないようにしたいなと思う。

クラシックは敷居が高い、のは、そういう演奏をする人しか知らないから。
楽しんで演奏したら、聴いてて楽しいものになるわけで。
(面白い演奏だってあるもん!)

なんだか、それでいいんだな、と気づくことができました。

結局 ‟言葉” に囚われてしまうから、不自由になるのですね。

とりとめのない文章をだらだらと書いたけれど。

今の私にとっての占いは、

人生という旅の中で、時折、方角を確かめるためのコンパスのようなもの。

私はそのスタンスで、これからも星をよみ、カードを引く。

自分が、そしてあなたが、希望に満ちた未来へ向かって、旅していけるように。

どうぞ、2020年も、ミチシルベ、をよろしくお願いします。

あれ、なんかそんなつもりなかったのに、暮れのご挨拶になってしまった。笑

もっともっと、幸せに生きるためのヒントをお届けできるように。
たくさんの笑顔と幸せを、みんなと共有できるように。

2020年もみんなで、最高な1年にしましょうね♡♡

まい*

この記事を書いている人 - WRITER -
太陽・月、共に射手座♐ 幼少期より、家でも舞台でも歌を歌い続ける、しあわせな毎日を過ごす。 しかし2013年以降、順風満帆だった人生に急に荒波が押し寄せてくる。 そんな日々の中でもがき、悩み、出会いと気付きを繰り返し、「幸せに生きるための法則」を見つける。 さらに、ひょんなことから西洋占星術に出逢い、星の世界の扉を開く。 オペラを歌いながら、日々生き方を研究中*
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